寝室は、一日の疲れを癒す大事な部屋。一層の癒しを求めて、観葉植物を置きたい!と考える方は多いのではないでしょうか。
ですが、「寝室に観葉植物を置くのはよくない」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。
確かに、寝室に植物を置く際のデメリットや注意点はありますが、簡単な対策によって解消できるのです。
今回はそんな、「寝室×植物」にフォーカス。“よくない”と言われる理由、また対策について紹介していきます。
観葉植物を寝室に置くことのメリットは?
まず、植物を寝室に飾ることの「メリット」には何があるのでしょうか。
“癒し”であったり、あるいはシンプルにインテリアとして、と考えている人が多いかもしれません。
しかし、植物には見た目だけでない様々な効果があります。例えば、空気清浄効果。空気中の有害物質を除去してくれる効果を持っていることが、NASAの研究によって証明されています。さらに、眼精疲労を緩和する効果であったり、リラックスを促進する効果も。
1日の疲れを癒す寝室という空間を、さらに過ごしやすく変えてくれる機能を植物は持っているのです。
「寝室に観葉植物を置くのはよくない」と言われるのはなぜ?
まず、寝室にとって観葉植物がよくないと言われるのはなぜなのでしょうか。理由としては、主に2つ。
1つ目は、虫やダニ、カビが発生しやすいこと。寝室はもともと湿気がこもりやすく、これらが発生しやすい環境にありますが、観葉植物は水やりや肥料を必要とするので、それをさらに誘引してしまうのです。
2つ目は、二酸化炭素の排出。植物も人間と同様、呼吸をします。日中は光合成によって酸素をより多く排出しますが、夜間は光合成を行わないため、二酸化炭素の排出のみに。この性質を踏まえて、就寝時に息苦しくなるのでは、と感じて好まない人も多くいます。ただし、植物の排出する二酸化炭素は微量ですので、基本的に人体には無害と考えて良いでしょう。こちらは「気持ちの問題」が強いかもしれませんね。
寝室×植物のデメリットは、これで対策!
これまでご紹介したように、メリットは多いものの注意点もある「寝室×植物」。では、それを解消・緩和する対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
もっとも効果的と言えるのが、「土を使わない」こと。土はやはり衛生的によいとは言いがたく、虫やダニ、カビを発生させる原因の1つになります。
土を使わずに植物を育てるには、「ハイドロボール」と呼ばれる人工の石(砂状やゼリー状のタイプも)を土の代わりの使用する方法であったり、「エアプランツ」と呼ばれる、土や水やりを必要とせず空気中の水分だけで生育する植物を飾る、という選択肢もあります。
このように清潔な方法で育てることで、寝室でも不快な思いをすることなく植物を飾ることができるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。疲れを癒すさまざまな効果がある観葉植物は、寝室にぴったりのインテリア。虫やダニ、カビがわかないよう、「清潔な環境」を意識して飾るようにしましょう。