文具店や、雑貨店、100円ショップで結構なスペースを割いている「マスキングテープ」。
カラフルでかわいらしい柄のものも多く、見ているだけでワクワクしてしまいますね。
「でもこれ何に使うのかしら?」なんて、素朴な疑問を持っている方はいらっしゃらないでしょうか?
実はこのマスキングテープ、DIY愛好者からも注目されているとっても便利なツールなんです。
■そもそもマスキングテープって?
マスキングテープって要は「養生テープ」です。
もともとは塗料などを塗りたくない境目に貼って作業が終わったらはがすという目的で使われていました。
普段は家で使わないけれど、工事の時や引っ越しの時に登場する、たいてい緑やブルーのアレのことです。
マスキングテープの優秀な点はなんといっても「はがす」ことを前提に開発されていること。
簡単にはがせますし、貼り直しもできてしまうのです。
「壁に跡が残っちゃったらどうしよう」なんて心配は無用ですし、うっかり間違えてしまったら、すぐはがせばいいのが何ともうれしいですね。
そして「テープの上から文字が書ける」点も見逃せません。
引っ越しの際にはテープの上から「1Fクローゼット」とか無造作に書かれて貼ってあったりしますね。
この素晴らしい点を放っておくのはもったいないと、従来の目的で使われていたマスキングテープに色や柄をプリントし、雑貨としてリプロダクトされたものが注目されるようになってきたのです。
ラッピングやデコレーションはもとより、簡単なDIYでも大活躍しています。
市販されているのはフェミニンな柄が多いのですが、和柄のものもありますので、女子だけでなく男子も挑戦してみてくださいね。
■マスキングテープDIYでおしゃれに壁を模様替え
マスキングテープの使い方は多種多様ですが、特におすすめしたいのが壁のデコレーション。
簡単に切って貼ってはがすことができるので、DIY初心者の方でも気軽に始めることができると評判です。
・まずは簡単に十字に貼る
十字にマスキングテープを貼っていくだけの簡単なデコレーション。
ちょっと貼るだけでお部屋の雰囲気がだいぶ変わってきます。
・等間隔に貼る
幅の広いマスキングテープを等間隔には貼っていくとストライブの壁紙に早変わり。
トイレなどでデコレーションすれば清潔感はアップします。
上から下まで貼る場合はヘルプを頼んだほうがベター。
少しずつ色を変えてグラデーションにしてもいいですね。
センスに自信がある方はテープの幅を変えて貼ってみては?
・イベントのデコレーションに
クリスマスにはたくさん飾り付けをしたいもの。
でも素敵なオーナメントは次から次に登場して目移りしちゃうし、収納にスペースをとるし、お金はかかるし……。
そんな時にはマスキングテープで壁にクリスマスツリーを描いてみては?
この方法だったら毎年違ったツリーを楽しめそう。
シーズンが終わったらさっとはがせばお片付けは完了。
頭の中ではきっと次のイベントの絵柄を考えていることでしょう。
・傷や汚れ隠しに
小さな子供がいると壁も汚れてしまいがち。
そんな時には汚れの周辺にマスキングテープでデコレーションしてみては。
汚れも目立たなくなりますし、小さいスペースなので初心者でも気軽に挑戦できます。
■マスキングテープで壁をDIYする時に気をつけてほしいこと
自由自在なマスキングテープですが、原状復帰が必要な賃貸住宅の場合はいろいろと心配になりますよね?
マスキングテープ自体、長期間にわたって貼ることを目的に作られてはいませんので、長く貼りっぱなしにしないことが前提になります。
実際、長く貼っていたらマスキングテープの色が壁についてしまったという声も聞かれます。
色移りが心配な場合は、まず白いマスキングテープを張ってその上にデコレーション用のマスキングテープを貼るという方法も。
最近では壁紙用のワイドサイズのマスキングテープも販売されていますので、うまく使ってみてください。
そのほか注意してほしい点をまとめてみました。
・汚れをふきとってから貼る。
・目立たないところで試し貼りすることを忘れずに。
・ざらざら、凹凸があるところははがれやすい。
・壁に残らないようにするには和紙素材で粘着剤はアクリル性のものが好ましい。
・色の濃いマスキングテープを使う時は下に白いマスキングテープを貼る。
失敗してもすぐにはがせばOKなところがマスキングテープDIYの最大の魅力。
注意点に気を付けて、どんどんチャレンジしてみてください。
隠された才能が開花するかもしれませんよ。