観葉植物の“増やし方”。挿し木の方法&おすすめの種類まとめ

3029921_s

部屋をもっと植物で彩りたい!というとき、みなさまはどうしていますか?
新しく買う、苗から育てる、などの選択肢がありますが・・・実は植物って、手持ちのものを「増やす」こともできるって、知ってました?
その方法は、「挿し木(挿し芽)」。その名の通り、植物を切って挿すことで再生させること。特別な技術は全く要らない、カンタンにできる方法です。
今回はその「挿し木」について、種類や手順、また増やすことのできる植物を紹介していきます。

「挿し木」にはどんな種類がある?

2765886_s

まず挿し木は、「挿し方」が2種類あります。「縦に挿す」と「寝かせて埋める」とで分かれ、そこからさらに「カットする部位」によって細かく分類されます。
縦に挿す方法では「芽挿し」「茎挿し」「葉挿し」、寝かせて埋める方法では「茎伏せ」「根伏せ」「葉伏せ」が代表的なものとして知られています。
植物の種類によって再生しやすい部位や特性が異なるので、それらに合わせた方法をつかうというわけです。
種類によっては、土でなく水に挿すことで増やすことができるものもあります。

挿し木の手順

1192894_s

次に、具体的な挿し木の手順について。ここでは、代表的な「芽挿し」「茎挿し」の2つを紹介していきます。

「芽挿し」の手順

① 新芽がついている茎をカットする
② 葉っぱは先端の1〜3枚だけ残し、他の葉を取り除く
③ 切り口を水に浸ける。
④ 鉢に土を入れ、穂を差し込む

あとは風通しがよい半日陰の場所に置き、水をたっぷり与えると3~5週間で根が出ます。

「茎挿し」の手順

① 茎を5~10センチにカットする
② 鉢に土を入れ、穂を差し込む ※水に浸ける手順は不要

あとは芽挿しと同様で、風通しがよい半日陰に置き水をたっぷり与えましょう。

水挿しの場合

土でなく水に挿す場合も、基本的な手順は土と同様です。
瓶やガラスコップに水を入れ、土の代わりに挿しましょう。
水を毎日交換したり、発根促進剤を水に混ぜると成功しやすくなります。

挿し木に適した植物

ここからは、挿し木で増やしやすい植物を紹介していきます。

ポトス

3173339_s

ぷっくりとした丸い葉が特徴のポトス。丈夫で育てやすい植物として定番の植物です。
このポトス、さすがの生命力で、挿し木にも打ってつけです。
「芽挿し」の手順で増やすことができ、また水挿しも可能な植物です。

パキラ

3326061_s

綺麗に並ぶ縦長の葉っぱが人気のパキラ。こちらもポトス同様、生命力が強い植物で、「芽挿し」で増やすことができ、水挿しも可能です。

モンステラ

3384950_s

切れ込みの入った大きな葉が特徴的なモンステラ。こちらは、「茎挿し」で増やすことができます。注意点として、モンステラの茎や葉には毒性の成分が含まれており、触れてしまうと皮膚のかぶれや炎症を引き起こします。手袋をして作業することで、樹液に触れないようにしましょう。

まとめ

専門的なようで、実はとっても簡単な挿し木。生命力の高い植物であれば成功率も高く、どんどん増やすことができます。部屋や庭をもっと植物で彩りたい!というあなた、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

3029921_s

デザインプランターsombraverde

お部屋をアートフラワーでおしゃれに飾りたい時は、sombraverdeのデザインプランターを自在に組み合わせてオリジナルの素敵な空間を作ってみましょう。