室内で観葉植物を育てるとき、LEDライトが便利なのをご存知でしょうか。太陽光の代わりになり、他の光源より費用も格段に抑えることができるため、近年取り入れる人が増えてきています。
そんなLEDですが、部屋にあったものを市販で探すと意外に光量やデザインが雰囲気にそぐわないことがあります。
・・・だったら作ればいいじゃない!ということで今回は、観葉植物の生育用にLEDを自作するDIY術を紹介していきます。
どんなLEDをつくるべき?

まず、植物の育成に適したライトとはどのようなものでしょうか。植物にとって光とは光合成により栄養を取り入れるためのものですので、その働きを促進するライトが望ましいですよね。実はそれが、「赤」と「青」のライト。赤が光合成を促し、青が葉や実を大きく育ててくれる効果があるのです。
一般に市販されている白色のLEDでも、赤と青の光源が含まれているため、植物を育てるのに使うことができますが、せっかく自作するならより生育に適したこの2色をぜひ使いましょう。
植物用LEDのDIYレシピ

さてここからは、実際の作り方を紹介していきます。
必要な道具・材料がこちら。
- はんだこて
- グルーガン
- 赤色のLED電球
- 青色のLED電球
- LED用放熱基板
- LEDドライバモジュール
- 小型スイッチングACアダプター
- 台になる素材(アルミバット、アクリル板など)
電球はサイズやスペースに適したえ数を選び、またその数に合わせて基盤やドライバモジュールも購入しましょう。
手順①基盤にライトを取り付ける
まずは、基盤にライトを取り付けていきます。LEDと基盤それぞれのプラス極をはんだごてでくっつけていきましょう。LED電球が複数の場合、全て取り付けていきます。
手順②配置決め
次に、LEDの配置を決め、台とする板に印をつけていきます。
台に取り付けるのはもう少しあとですが、配置が決まらないと配線の順番が決まりません。
あらかじめ行っておきましょう。
手順③配線
次に配線です。
まずはドライバモジュールのプラスと、LED電球一つのプラスを繋ぎます。あとはあらかじめ決めた配置に合わせて、各LEDのマイナスと次のプラスをつなぎ合わせていきます。
そして最後尾のLEDのマイナスをドライバモジュールのマイナスに接続。さらにドライバモジュールは並列ACアダプタにも繋げます。このときACアダプタはコネクタを切り取り、中の導線をはんだごてで取り付けていきましょう。
手順④台への取り付け
最後に、LEDと基盤、ドライバーモジュールを台となる板に取り付けていきます。
グルーガンでの固定が接着効果もよくおすすめです。
以上の手順で植物用LEDは完成。あとは設置して、コンセントに繋ぐだけです。
DIYに慣れていない人は一見難しく感じるかもしれませんが、取り付けだけの簡単な作業。ぜひ試してみてください。