アートフラワーを使ったブーケの作り方

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最近の結婚式で使用されるウェディングブーケは大変華やかで美しい花嫁さんのブライダルファッションに重要なものです。ただし、大事なものではあるのですが、結婚準備をしたことがある人の多くはそのお値段の高さに驚いたのではないでしょうか。ウェディングブーケは一般のフラワーアレンジメントや花束よりも一桁多いのが普通で、ホテルなど高級な会場で作ってもらうと一つ10万円を超えるということもよくあります…

プロが作ったものはもちろん素晴らしいものなのですが、生花のアレンジは深い経験を持つ人ではないと難しいですが、アートフラワーを使って自分で作ることができるのではないか、と考える方は多いと思います。
また、大切なお友達や親族が結婚することになり、手作りのウェディングブーケをプレゼントしたい、そんな希望を叶えるべく、アートフラワーを使ったブーケの作り方を紹介します。

そもそも、アートフラワーとは何でしょうか。

元々はアートフラワーはアーティフィシャルフラワーのことを言い、布で丁寧に作られた高級な造花のことを言いました。一方でポリエステルやビニール素材で作られた造花はシルクフラワーと呼ばれていましたが、今は造花全般のことをアートフラワーと呼ぶ傾向にあります。

アートフラワーには様々な種類があり、100均ショップで売っているビニールやプラスティック製のものから、シルクなどで作られて一見すると生花との違いがわからないようなスーパーアートフラワーと呼ばれる高級な百貨店で扱われているものなど、幅広い商品が作られていますので、ブーケを作る際は予算と相談して理想とするタイプのアートフラワーを選ぶようにすることが大切です。

ブーケの作り方です。

材料は、アートフラワー、ワイヤー、フローラテープと呼ばれる緑色のテープ、ブーケスタンド、リボン、グルーガンと呼ばれるプラスティックを溶かして接着する機械です。新郎のブトニア(コサージュのようなもの)を同じテイストで作りたい場合はコサージピン(服に留める針)も用意します。

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材料を選ぶ際に大切なのは、作りたいブーケのイメージを実際にイラストに起こしておくことです。

花を見てイメージをふくらませようと、前もって計画せずに気分次第で花を購入すると、あれこれ目移りしてしまい色のまとまりがなくなったり、無駄に沢山買ってしまったり、逆に足りないということもあり得ます。イメージ作りをする時には、少なくとも色は3種類までにとどめることも大切です。

市販されている商品を参考にするとイメージしやすくなりますが、多くのものは1~3色です。グリーンが入ると4色になることもありますが、あまり色が多いとガチャガチャして品がなくなる傾向がありますので注意が必要です。3~4色使いたいという場合は、黄色とオレンジとサーモンピンクなど同系色でまとめるようにすると上品に出来上がります。

イメージで色がまとまったら、同系色のサテンまたはシルクリボンも準備します。また、カラードレスに合わせる場合は、ドレスの色にマッチするかしっかりイメージすることも重要です。

材料が準備できたらいよいよブーケを作り始めましょう。

しかし、その前に下ごしらえというか、事前準備です。アートフラワーにはアレンジ用と観賞用があり、アレンジ用は茎部分がワイヤーでできていて葉はついていません。一方観賞用は茎はプラスティック製になっていて、葉もついています。アレンジ用の場合は茎部分が自然に見えるよう、ワイヤーにフローラテープを一つ一つ巻き付けておきます。

観賞用の場合は花と茎を切り離し、ワイヤーで新たに茎を作ります。そしてワイヤーにはフローラテープを巻き付けておきます。これをすべてのアートフラワーに施すのですが、多い場合は100本以上必要となり大変手間のかかる作業となります。しかし、ブーケがお高いのはこのような作業があってこそで、この丁寧な作業がなければ美しい作品はできないのです。


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下準備ができたら、アートフラワーを組み立てていくのですが、3本の花をトライアングルに重ねてワイヤーで留めるという作業を行います。

一本一本組み合わせていくのはフラワーアレンジメントの技術がある人でないと難しいですが、3本ずつのブロックを作り組み立てることで立体的な綺麗な形が作りやすくなります。組み立てる際にはワイヤーを使用します。初心者におすすめはラウンド型と呼ばれるまん丸のものです。

3本ずつのブロックをラウンド型になるように組み立てていくとバランスが取りやすく、綺麗な形に出来上がります。ラウンド型ができたら、根本をグルーガンでしっかり固定します。固定した部分にリボンを巻き、外から見えないようにすれば立派なラウンドブーケの出来上がりです。

細かい作業なので大変ではありますが、アートフラワーは生花と違いずっと保存できるので良い思い出になるのではないでしょうか。

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