何度も通ってもらえるお店に！リピーターの作り方まとめ

飲食店や小売店、ヘアサロン、スクール。B toCの場合、どんな商売でもカギになるのは「リピーター」ではないでしょうか。安定して利益を上げるために、その獲得に注力している店舗や企業は多いかと思います。
そこで今回は、リピーター獲得に有効な戦略を紹介していきます。

なぜリピーターが重要？「パレートの法則」とは

そもそも、リピーターは重要とはよく言うものの、どれだけの比重を占めているのでしょうか？もちろん業態や立地によって変わりますが、マーケティングの世界で言われているものに「パレートの法則」があります。
顧客全体の2割にあたる優良顧客からの売上が、全体売上の8割を占めているという理論で、この２割の顧客を重視して品質管理、在庫管理、売上管理に落とし込むことで高い費用対効果を得られると言われています。どれほどリピーターが重要な存在か、お分りいただけるのではないでしょうか。

リピーターを作るための戦略

リピーターを獲得する戦略づくりのために、まず意識するべきなのは「コミュニケーション」です。とは言っても、ここでいうコミュニケーションは対話や会話のことではありません。来店の際に、「また来たい」と思わせることが次回来店につながるわけですから、そのきっかけをつくる戦略や販促手法を立てていく必要があるのです。

店頭でできるコミュニケーション

まず簡単に始められるのは、店頭での再来店のきっかけづくり。
よく取り入れられているものだと、
・次回来店の際に使えるクーポン
・ポイントカードを発行する
・友人紹介特典
なんかがありますね。

また、業態によっては
・次回予約日を決めてもらう
・イベントの案内
なども有効です。これらはすでに取り入れているお店が多いと思いますが、漏れなく実施できているか、改めてチェックしましょう。

来店後にできるコミュニケーション

来店後にできるコミュニケーションとしては、
・メルマガ
・DM
がよく知られていますね。最近ではfacebookやLINEなどのSNSを活用して、キャンペーン等によりアカウントを繋げてコミュニケーションをとっていく手法もよく使われるようになりました。
いずれにしても来店段階で住所やアドレス、アカウントなどを取得する必要があるので、顧客がストレスに感じないよう意識しつつ取り入れていきましょう。

空間に力を入れるなら「緑化」がおすすめ！

空間設計に注力するなら、今おすすめなのは何と言っても「緑化」。特に日本人はナチュラルな空間を好むと言われており、癒しや落ち着きをもたらしてくれる植物は体験価値の向上に有効です。カフェやヘアサロン、スクールなど比較的長い時間滞在する空間であれば、特に取り入れたいところです。

忘れてはダメ！商品やサービスによる体験価値の向上

ここまでいくつかの手法を紹介してきましたが、これらはあくまで「きっかけを生むためのツール」に過ぎません。お店や商品・サービスに魅力がなければ当然コミュニケーションは一方的なものになってしまいます。
顧客の体験価値を向上させるために、
・他店にない名物商品をつくる／ブラッシュアップする
・顧客の感動を生むホスピタリティの高い接客を行う
・店舗コンセプトを具現化した内装、落ち着ける内装など空間設計に注力する
など、顧客が求める水準のさらに上を行くような商品やサービスを心がけましょう。