夏の旬のトマトはなんでこんなに美味しいんでしょう!トマトって自分でも簡単に栽培できるんです。プランターを使ったトマトの育て方をご紹介。
プランターで美味しいトマトを育ててみよう
中玉~大玉のトマトは、どちらかというと畑で栽培されているイメージがありますが、実はプランターでも栽培することができます。
大玉トマトはミニトマトと比べると難易度がアップしますが、トマトの育て方プランター栽培でも思い切り楽しめます。
トマトの季節
トマトは2月中旬~3月下旬にかけて種をまき、苗の植え付けは4月中旬~5月中旬にかけてするとうまく根付きます。同じく4月~7月にかけて黄色い花を咲かせて7月~8月に収穫期を迎えます。
南アメリカ原産で日本では1年草とされています。寒さには弱いのですが暑さには比較的強い為に、初心者でもわりと栽培がしやすいというのが特徴です。畑や庭がなくても、マンションのベランダでプランター栽培をすれば、トマトを育てられるというわけです。
トマトを育てる環境作り
次に、トマトを育てるのに適した環境作りを始めましょう。栽培するのに適している場所は、風通しと日当たりが良い場所です。
もともと暑い場所で育つ野菜なので、水はけのよい土などを選んであげましょう。
トマトの根はとてもよく育つなので、野菜用の深型プランターを用意します。60cmの深型プランターに2株、30cmの深型プランターに1株が良いとされている目安です。
プランターの底が隠れる程度の鉢底石を敷きます。その上に用土を縁から2~3cm下まで入れます。市販されている野菜用用土を使用してもいいのですが、カルシウム分が不足すると尻腐れが起こりやすくなってしまいます。
尻腐れとは身の先端部分が腐ってしまう現象のことで、これが起こったからといって、株全体がダメになっているということではありません。主にカルシウム分が不足することで、起こってしまう生理現象のひとつです。市販の培養土に十分なカルシウム分が足りているか不安な時は、苦土石灰をまいてもいいです。
もっと簡単な方法がいい人は、トマト栽培用の培養土を使用してみてもいいです。
トマトの苗(なえ)から育てるともっと簡単
さて、トマトを種から育ててもいいのですが、それでは手間が掛かりすぎるので、今回は苗から植えてみます。土の準備ができたら、苗の根鉢が入る大きさの穴を掘ります。
苗を植える前にポットに入る前の苗に水を与え植える時に根鉢が崩れないように気をつけます。植える穴の方にも水を与えるのも忘れずに行いましょう。そうすると、植えたあとの根つきが良くなります。
植え付けが終わると、まだ寝づいていない苗を守るために30cm程度の名側の仮支柱を立てます。
仮支柱は斜めに立てて、苗と支柱が8の字で結ばれるように結びます。苗はだいたい2週間程度で根付きますが根付いてきたら水やりの頻度を変えます。
一段目の花が実に変わる頃までは、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水をあげます。実が少し大きくなってきたら、少し水やりの頻度を少なくするとベターです。あとは梅雨入り前に腐葉土を敷くと、病気の予防にもなります。
トマトの実の大きさがピンポン玉くらいの大きさになってきたら、1回目の追肥の時期を迎えます。
1株につき10kgの肥料を与えます。
このあとは2週間に1度の割合で追肥を行います。また、プランターの土がへこんできて根が見えるようになった場合は、用土を足してください。
トマトは脇芽が出やすいので、先端の3枚だけ葉を残して生長点を切って摘芯を行います。
そうすることで、養分が分散しにくく花や実がなりやすくなります。
実がなってきたら、一つの段に複数の実があるとします。すべて実らせてしまうとこれもまた、養分が分散されて大きく実らなかったり、形がいびつになります。この時採った小さな実は捨てずに、漬物にするとおいしいです。
葉や観ににガの幼虫などが付きやすいので、虫を見つけたら必ず捕殺してけて下さい。そして、実がヘタのところまで色づいたらいよいよ収穫の時期です。
水分管理や肥料、害虫などの管理をすることで、簡単にトマトの栽培ができます。
真っ先にやってみたい家庭菜園の初心者におすすめのトマト。
自分で作ったトマトってほんとうに美味しいです。
是非、気軽にチャレンジしてみてください。