ディアウォールを利用するにあたり気になることは、耐荷重がどのくらいなのかということです。
ディアウォールで棚を作る際に、耐えることができる重さがどのくらいなのかを調べてみました。
ディアウォールとは?
皆さん、DIYを楽しんでいますか?
住んでいるところが賃貸物件だからなかなかDIYをしたいけど、本格的なものまではなかなか作れない…と悩んでいる方もいらっしゃると思います。
そのような悩みを持つ方はもちろん、DIYを始めたい方やまだ始めたばかりの方、DIY玄人まで、全てのDIY好きにオススメの商品があります。
それがディアウォールなんです!
ディアウォールというのは若井産業株式会社が製造・販売しているDIY便利アイテムです。
このディアウォールを使うだけで簡単に部屋の中に柱を設置したり、それを使って棚や壁を作るなど、色んなことが出来るということから、今とても注目されているアイテムなのです。
これを使えば省スペースを利用した収納から、部屋の印象がガラッと変えられる程大規模なものまで作ることが出来ますよ。
ディアウォールで作った棚の気になる耐荷重について
ディアウォールは柱となる木材の両端にはめ込み、それを立てることで柱となります。
ディアウォール自体には耐荷重などは無く、ツーバイフォー材であればどんな木材でも使用することが出来るのですが、一方で棚を作る時などは耐荷重がどうなるのか、何kgまで耐えることが出来るのか分からないという方も多いかと思います。
ディアウォールには専用の棚受けパーツが販売されています。
このディアウォール専用の棚受けは柱と柱の間に棚を設置できるよう、奥行き90cmと少し細く作られています。
この棚受けを使うことで、きちんとした収納スペースが圧迫感なしで設置することが出来るため、ディアウォールと同じように便利なアイテムとなっています。
ディアウォール専用棚受けの耐荷重ですが、こちらは5kgまでとなっています。
棚を設置し、軽いインテリア雑貨などは置くことが可能ですが、あまりにも重いものは乗せることが出来ないため注意が必要です。
また、本棚として使う場合も、一つの棚に本を詰め込んでしまうと棚が崩れてしまう可能性もあるので、数段棚を作って本を分けたり、棚を補強するようにしましょう。
ちなみにディアウォールの棚受けはツーバイフォー材で棚を作る際に適している大きさなので、柱と一緒に棚も同じツーバイフォー材を使うと良いでしょう。
ツーバイフォー材にも様々な種類の木材がありますが、SPF材が低価格で加工もしやすいという点からディアウォールの柱として優れていると言えます。
ディアウォールで作った棚の耐荷重を上げるには?
ディアウォールで棚を作っても置きたいものが置けなければ意味がありません。
もしも重たいものをディアウォールで作った棚に収納したい場合は、その棚の耐荷重を上げられるようにする必要があります。
棚の耐久性を上げるのなら、棚受けを設置するだけでなく電動ドリルなどを使って柱側からネジを入れて固定すると良いでしょう。
ツーバイフォー材の棚であればネジを入れたとしても木割れすることはほとんど無いでしょう。
もし薄い棚板を使用していて木割れする可能性がある場合は、木割れ防止用のビスを入れてからネジを入れてください。
また、ディアウォール専用の棚受け以外にも耐荷重が大きい棚受けも販売されているため、必要であればそちらを使うのも良いですよ。
20~30kg程度の耐荷重が備わっている棚受けなどもあります。
注意点としてはやはり柱や棚に合わせたものを購入しないと使えないというところです。
ツーバイフォー材専用というわけではないので、購入する時は必ず棚受け設置場所の長さを測ってから使用するようにしましょう。
ディアウォールを使って壁掛けテレビを作ろう!
ディアウォールは主に収納棚として利用されることが多いですが、その中でも特に重い収納物としてはテレビがあります。
テレビは薄型であってもテレビ台に置くことで壁よりも前面に来るため、どうしても圧迫感が生まれてしまいます。
しかし、ディアウォールを使ってテレビの壁掛けを作ることで、テレビ台分の空間が広がり、圧迫感も無くなるのです。
そこで、部屋が何故か狭く感じる…という方は壁掛けテレビを作ってみましょう!
壁掛けテレビ作成に必要なもの
まず壁掛けテレビを作る際に必要となるものをご紹介します。
- ディアウォール
- ツーバイフォー材
- 壁掛けテレビ用設置金具
- 水平器
- 電動ドリル
- 電動ドリル用ドリルビット
壁掛けテレビ用の設置金具はテレビのメーカーからも専用のものが販売されていますが、意外と値段が高く、そのテレビのメーカーにしか使うことが出来ないため、テレビを買い換える可能性がある場合はどこのメーカーでも使えるような設置金具を購入した方が良いですよ。
電動ドリルが無い場合はドライバーを使って手動でネジを入れても良いのですが、手締めでは出来ない部分があったり、出来たとしても耐久性が落ちてしまうなど、様々なデメリットもあるため、なるべく電動ドリルを使うようにしてください。
壁掛けテレビをディアウォールDIY
それでは壁掛けテレビを作っていきましょう!
1. ディアウォールを使って柱を立てる
まずはディアウォールを使って柱を立てていきます。
ツーバイフォー材の両端にディアウォールをはめ込みましょう。
続いて柱を立てるのですが、この時片方だけバネが入っているディアウォールがあるのですが、そちらを天井側に持っていきます。
最初は斜めに差し込んで木材を押し込み、それから木材を平行にしていきます。
これで柱は完成です。
同じようにもう1本立てておきましょう。
2. 柱に壁掛けテレビ用の金具を設置していく
柱を立てたら、いよいよ壁掛けテレビ用の金具の出番となります。
金具の設置方法は各金具によっても多少異なるため、必ず金具の説明書に従って設置するようにしてくださいね。
ここでは基本的なものを紹介していきます。
では金具の取り付けですが、まずベースとなるプレートを柱に取り付けていきます。
通常、柱を設置せずに壁に直接行う場合は壁裏にある下地を探さなくてはいけないのですが、柱に設置するため壁裏の下地を探す必要がありません。
プレートを取り付ける前に、仮止めをしてから一度水平器を使ってプレートが水平かどうかを確認しておきましょう。
ベースとなるプレートがまっすぐ水平でないと、テレビも曲がってしまいます。
3. テレビの裏側にパーツを設置
続いてテレビの裏側に金具を設置していきます。
テレビの裏側には壁掛け対応のネジ穴が用意されているのでそこに合わせて金具を設置していきましょう。
ちなみに、テレビの裏側に付いているネジ穴は基本的にVESA規格というもので、壁掛けテレビ用の金具もVESA規格のものかどうか購入前に念のため確認しておきましょう。
4. テレビを柱に掛ける
あとは柱に取り付けたプレートに、テレビに取り付けた金具を引っ掛けるようにしてから押し込んで固定することで壁掛けテレビの完成となります。
ただ、設置前にテレビの配線を終わらせてから壁に掛けるようにしましょう。
とりあえずケーブルをテレビに繋げて、HDDなどに繋げる方は後からでも構いません。
テレビの上下に棚を作っておくとHDDやゲーム機などを収納することが出来て、とても便利です。
壁掛けテレビを設置する時の注意点
壁掛けテレビ用の金具を購入する時、テレビに金具がきちんと適応するのかを確認しておかないと、せっかく購入したのに取り付けが出来ないという状況になってしまいます。
例えばネジ穴が適応する範囲はどうか、テレビモニターのサイズ、モニター重量など、様々なポイントを必ず確認しておきましょう。
特に耐荷重はテレビの重さに金具が耐えられるかどうかということもあり、安全性を高めるためでもとても重要なポイントとなります。
次に注意するポイントとしては、テレビが一番見やすい位置に設置することです。
立ちながら作業をしていると、どうしてもテレビの位置が少し高くなってしまい、いつもテレビを見るソファからだと見にくくなってしまう可能性があります。
そのようなことにならないように、高さを調整しながら一番良い位置にすることが大切です。
ちなみに一番人が見やすい位置というのは、目線よりも少し下なので、いつもテレビを見る場所から少し下めに設置すると良いですよ。
他にも色んな重いものを収納していこう!
ディアウォールの耐荷重はその棚受けによっても異なりますが、上記にも書いたように20~30kg近くまで耐えられるものもあります。
そこで、ディアウォールを使って重たいものも収納してみてはいかがでしょうか?
例えば、プリンターです。
最近のプリンターは印刷からコピーなど何でもこなす便利な家電ですが、その分重量もかなり重く、機能がたくさん付いているものなどは5kg以上あるプリンターも少なくありません。
重たいプリンターは当然収納にも困ってしまうかと思われますが、ディアウォールで収納の悩みも解決してしまいましょう!
パソコンの近くにディアウォールで柱を設置し、棚を作ってプリンターを設置すればプリンターを使うのにも便利ですし、プリンター用の棚と一緒に書類が整理できる棚も一緒に付けてしまえば、立派なデスク周りになってかなり使い勝手も良くなります。
デスク周りがキレイになることで仕事も捗りますし、一石二鳥で使えるんです。
ただし、プリンターはなるべく下の棚に設置するようにしましょう。
上の棚に置くと何かあった時に落ちてしまうと大ケガをしてしまう恐れもあります。
他にも1本だけディアウォールを設置し、フック金具を取り付けることで掃除機を壁掛け収納することが出来ます。
掃除機は使う頻度が高いのに、見えないように押し入れなどの奥に仕舞ってしまうことが多いのですが、壁掛け収納することですぐに取り出すことが出来ますし、オシャレに掃除機を収納することも可能となります。
このように、テレビの他にもプリンターや掃除機と言った重たい家電製品の収納に、ディアウォールを役立ててみると良いかもしれませんね。
ディアウォールの耐荷重まとめ
いかがだったでしょうか?
ディアウォール自体の耐荷重はかなりのものがありますが、棚受けはきちんと耐荷重がどれくらいなのかを確認しておく必要があります。
しかし、耐荷重が高ければ壁掛けテレビを作ったり、他の重たい家電を収納することも可能なのでぜひ使ってみてください。