観葉植物を取り入れ始めると、「飾り方」や「育て方」にも一工夫をこらしたい・・・と考える方も多いのではないでしょうか。鉢や土など工夫できるポイントは多いですが、今回ご紹介したいのは「化粧石」。鉢にあしらう石のことで、よく使われるのは白い玉砂利のようなタイプ。植物がよく映え洗練された雰囲気になるので、おしゃれなカフェやオフィスなんかで使われているのを見たことがある人も多いかと思います。
今回はそんな化粧石の役割や種類、使うときの注意点について紹介していきます。
化粧石の役割とは?
まず、化粧石にはどんな役割があるのでしょうか。その名の通り植物の見た目を彩るのはもちろん、実用面にも使う目的があるのです。
清潔感やインテリア性の演出
まずは、飾りとしての効果。様々な色の混ざった土が露出しているとやはり清潔感に欠け、やや暗い印象に。そこで化粧石で土を覆うことで、植物全体が明るくスッキリとした印象になるのです。高級感も出るので、ギフトとして植物を包む際にもおすすめですよ。
乾燥防止
石を敷くことで土の温度変化が少なくなり、水分の蒸発量も減らすことができます。つまり、乾燥防止に効果があるのです。乾燥には弱い植物が多いので、大事に育てるためにもぜひ使用したいところですね。
雑草や雨対策
屋外で植物を育てるなら、雑草や雨対策にも化粧石は有効です。まず、石を敷き詰めると日光が土に届かなくなるため、雑草が生えにくくなるのです。また同じく雨水も通りづらくなるので、土のぬかるみがなくなり泥はねを防ぐことができます。屋外の観葉植物には、化粧石が一層効果的なんですね。
どんな種類があるの?
多く用いられるのは白い玉砂利の形状をしたものですが、化粧石には様々な種類があります。
同じ玉砂利でも赤みのかかった色であったり、可愛らしいピンク色のもの。カラフルな「五色砂利」や、角ばったタイプのものもあります。
また石ではありませんが、色つきのガラス玉であったり、「死サンゴ」という珊瑚の死骸が風化したものを化粧石がわりに敷き詰めるのも人気。工夫次第で、より部屋や庭の雰囲気にあった観葉植物を演出してくれますよ。
化粧石を使用する際の注意点
メリットばかりの化粧石ですが、使用の際は少し注意点があります。まず、水やりのときは石を避ける必要があること。土の湿り具合がわからないので、しっかり確かめて調整する必要があるんですね。また、カビなどのトラブルも起こりがち。土に面した部分は湿った状態が続くため、カビやきのこが生えてしまう危険があります。定期的に水洗いし、乾燥させたものを戻すことで予防しましょう。
まとめ
観葉植物をもっとおしゃれなインテリアに演出してくれる、化粧石。見た目だけでなく、実用面もたくさんのメリットがあるんですね。部屋や庭の植物をもっと華やかに彩りたい方、あるいはもっと大事に育てたい方、ぜひ植物や鉢の雰囲気・お好みに合った化粧石を飾ってみてくださいね。