「枯れない美しさ」が人気のプリザーブドフラワー。
生花が一番美しい時期に、色素と有機物を植物自身に吸い上げさせる加工を行うことで、水やりをする必要もなく長いあいだ楽しむことができる夢のような存在。特殊な染料を使用するため、ダークブルーやレインボーカラーなどさまざまなカラーを揃えていることも人気の理由です。
結婚式や誕生日、母の日などのプレゼントとして貰ったり、ご自身で購入しインテリアとして楽しんでいる方も多いですよね!
とはいえ、いつまでも飾っておけるか・・・というと、そういうわけにもいきません。
今回はプリザーブドフラワーは時間が経つとどうのような状態になるのか、またどれくらい日持ちをするのか。そして、より長く美しさを保つにはどうすればよいのかを紹介します!
これからプリザーブドフラワーを購入される方などは、ぜひ参考にしてみてください。
プリザーブドフラワーは時間が経つとどうなる?
まずプリザーブドフラワーは、「枯れない」と思っている方が多いように思います。では本当に枯れないのでしょうか?答えは、残念ながら違います。
生花とは“枯れ方”が少し異なり、花びらの先が丸まってきたり、水分が抜けて干からびてしまったり、色があせて変色してしまったり・・・。生花のように急にしぼむことはないですが、やはりいつまでも楽しめる訳ではないのです。
では生花と比べて、どれくらい違いがあるのでしょう?
地域や種類でも異なる!?プリザーブドフラワーの保存期間
プリザーブドフラワーは、一般的に1〜2年は美しい状態を保つと言われています。状態を問わなければ7〜8年、また条件が重なれば10年以上もつことも!
ただし、保存状態はもちろん、実は地域や花の種類でも差が出ます。たとえば、ヨーロッパは一般的に日本よりも長くもつと言われています。これは気候が影響していいて、プリザーブドフラワーの敵である湿気が少ないことが理由ですね。
種類で言うと、カーネーションなどは比較的はやく傷んでしまうのに対し、バラやアジサイは2年から3年、美しい状態を保つことが多いようです。
より長く楽しむには?美しさを保つコツ
このように様々な条件で変わる、プリザーブドフラワーの保存期間。でも、もちろん日本にいながらでも、好きな花を長く飾っておきたいですよね。ここからは、美しい状態を保つコツを紹介します。
①高温多湿を避ける
高温多湿の環境では、着色液がしみ出て花びらが透明化してしまったり、ひび割れが起こることもあります。花の形状を維持するためには、温度が18~25度、湿度は30~50%ほどの場所で保存をするのがオススメです。
②直射日光や強い光が当たらない場所に置く
これは色あせの防止策です。直射日光やスポットライトが当たると色あせの原因となってしまうので、プリザーブドフラワーは強い光が当たらない場所に置きましょう。
③カビや虫を予防する
もう一つ、プリザーブドフラワーの天敵と言えるのがカビや虫。カビが生えてしまったり、虫に食われてしまえば、どれだけ色や形を保っても元も子もありません。これらの予防策としては、風通しがよく、空気の入れ替わりがある場所に置くのがベストです。
まとめ
プリザーブドフラワーの保存期間は地域や種類に左右されるものの、工夫次第でより長く楽しむことができます。条件に合う置き場所としては、リビングや玄関などが当てはまるお家が多いかと思います。ぜひご自宅の環境を確認して、最適な場所に飾ってみてくださいね。
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