近年、結婚式などで使われるブーケを造花で手作りする人も増えています。生花であるといつかは枯れてしまうので、それよりも一生残しておけて後々もインテリアとして飾っておけるフェイクフラワーなどを使おうというものです。
ブーケ 手作り 造花は、フラワーアレンジメントの教室などもあるので活用してみるのも良いですし、作り方のテキストを見ながら自分でトライしてみるのもひとつです。
造花を使った手作りブーケ
まずは造花選びが大切ですが、造花に使われている素材を高級感のあるものにすることで、より美しい華やかなブーケに仕上がります。
例えばシルクやリネンなどの生地の造花を選ぶと良いでしょう。100均ショップにもありますし、そのほかにも手芸店やインテリアショップなどでも可愛い造花が見つかります。カラーや花の種類など、バランス良く揃えると共に、緑の葉やカスミソウなども入手しておくとよりブーケらしくなるでしょう。
そのほかにブーケ 手作り 造花に必要な道具には、針金と、針金に巻く緑のクラフトテープ、そしてペンチとグルーガン、レースやリボンです。クラフトテープはフローラテープとも呼ばれるもので、フラワーアレンジメント用の物を使います。
リボンは後からブーケをまとめて束ねる際に使いますが、これはシルクやオーガンジー素材のものとサテンのカラーリボンを重ねて巻くと、より高級感が出て華やかに見えます。
さて、いよいよ造花のブーケを作ってみましょう
道具が揃ったら作り始めますが、まずは花材を針金でまとめて、針金を茎に見立ててフローラテープでくるくると巻いていきます。
この際に、メインの花材と周りに飾りにする花材とに分けておくと、後からブーケにまとめやすくなるでしょう。
花材のパーツが出来上がると、次にそれらを組み上げていきます。ここでのポイントは、3種類の花材を1つにまとめるようにしていくと失敗しにくいです。あまり何種類もの花材をまとめると、見た目も不自然になってしまいがちなので、3種類を目安に覚えておきましょう。
そうして組み上げられた花材をブーケとしてまとめていくのですが、3本1つにまとめられたパーツをさらにまとめていき、茎の部分を針金でしっかりと仮止めしていきます。葉のみの花材もこの際に混ぜるようにします。少しくらいのズレは後から調整できるので、仮止めの時点では花のバランスを綺麗に整えることに集中すると良いでしょう。
そして花束が出来上がれば、茎の針金部分の長さを切り揃えます。そうして揃えれたら、仮止めした針金の上からで良いので、フローラテープを綺麗に巻き付けて仕上げます。
その後に使うのがグルーガンです。グルーガンはリース作りなどにもよく使われるものですが、針金とフローラテープのみではブーケの立ち上がりが脆くなりばらけてしまうことがあるので、グルーガンでしっかりと花や茎の根本を止めていくのです。強力な接着により、ブーケの下部分を握ったときにも花が固定するので安心です。
こうしてブーケの本体が出来上がりました。次にレースを花束全体を包み込むようにして巻きます。レースがあまり厚いと花が隠れてしまうので、薄目の繊細なチュールレースなどを使うと良いでしょう。
バランス良く包み込めれば、下部分にリボンを巻き付けます。オーガンジーやシルクのリボンは無地やシルバー、ゴールドなどにして、ピンクやイエローなどのサテンリボンと重ねてリボン結びにすると美しく出来上がります。花のカラーや雰囲気に合うレース、リボンを選ぶことがポイントといえるでしょう。
ブーケ 手作り 造花は世界で一つだけのオリジナルのものが出来て楽しいものですが、難しいと感じる人は手作りブーケのキットなども販売されているのでそれを使うのもひとつです。