大好きな家具と長く付き合うために知っておいてほしいこと

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欲しかったアンティークの椅子、旅行先で人目ぼれしたアジアンテイストのブックシェルフ、結婚する時に買ったダイニングテーブル。
大事なインテリアの1つひとつには特別な思い入れがありますね。
だからこそ、長く大事に使いたいもの。
でもインテリアのお手入れって何かと後回しにはなっていませんか?
あるいは「お手入れなんて必要あるの?」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
シーズンが終わるごとにお気に入りの洋服をお手入れするように、家具もお手入れを必要としています。
そうです、家具だって生きているのです。

■ちょっと待って、その使い方はNGです!

まずは家具を置く場所について確認しましょう。
直射日光の当たるところ、温度差の激しいところ、湿気の多いところに家具を置いてはいけません。
色があせたり、塗装面がはげてしまったり、またはヒビ割れしてしまう原因になります。
具体的には空調の風が直接当たるところ、加湿器の霧が直接かかってしまうところは避けましょう。
冬場に便利な床暖房も天然の木の家具を傷めることがあるので、お店の人に相談してみてください。

日常的によく使うダイニングテーブルはケアがおろそかになりがち。
天板の上に熱いお鍋などを直接置いてはいませんか?
取りあえずと思って雑誌や新聞を鍋敷き替わりにすると、紙やインクが天板についてしまうこともあります。
また、濡れたままのコップを置きっぱなしにしていると、気付いた時には輪ジミがくっきりとついてしまったりすることも。
食事のときは必ずクロスやランチョンマットを使うようにしましょう。

■普段のお手入れはカラ拭きが基本

家具は湿気や水分が大の苦手。
水拭きを繰り返すと汚れが木にしみこんでしまうのです。
ですからどんな家具でも日常的なお手入れはカラ拭きが基本なのです。
しかも柔らかい布を使いましょう。
小さなお子さんがいる家庭ではテーブルに食べ物や飲み物を派手にこぼしてしまうことも多いでしょう。
そんな時でも乾いた布で拭き取ってよく乾燥させることが基本。

では汚れが気になる時はどういたらいいのでしょうか。
ついつい仕上げ拭きは不要とうたわれた、スプレー式の家庭用洗剤を吹き付けてお掃除してはいませんか?
実はこれ、家具を大切にするためには絶対避けてほしいNG行為なのです。
これをやってしまうと表面のシミや変色の原因になってしまいます。
汚れのムラができてしまう可能性も否めません。

また、化学薬品をしみこませた化学ぞうきんの類いも避けた方がベター。
使用されている薬品の成分がシミや変色の原因になりえるからです。
小さいお子さんがいるご家庭で大活躍している除菌用ウェットティッシュなどもできるだけ避けてほしいものです。

■どうしても汚れを取りたい時は?

とはいってもどうしても汚れを取りたい時はどうしたらいいのでしょうか?
購入する時にお店でお手入れ方法を確認することが基本ですが、家具の素材別にご紹介します。

・表面がコーティングされている家具

ウレタン塗装や鏡面仕上げの家具は比較的お手入れがしやすく汚れを落としやすいといえます。
気になる汚れがあったらまずはカラ拭きします。
それで汚れが落ちなかったら柔らかい布を固く絞って水拭き、その後カラ拭きします。
それでも汚れが落ちなかったら100倍程度に薄めた中性洗剤に柔らかい布を浸してから固く絞って汚れをふき取ります。
その後は洗剤のついていない布で水拭き→最後にカラ拭きとなります。
水拭きをする時はとにかく固く絞ることを忘れずに。

・無垢などの塗装されていない家具

桐や無垢材などの天然の素材そのままの無塗装家具は、なんといっても汚れをつけない注意が大前提となります。
お手入れは毎日のカラ拭きが基本。
化学ぞうきんの類いはタブーです。

残念ながら汚れがついてしまったら、ぬるま湯で500倍程度に薄めた中性洗剤に柔らかい布を浸してから固く絞って汚れをふき取ります。
その後は水拭き→カラ拭きをしてから十分に自然乾燥させます。

当たり前のように使っている家具ですが、やはりお手入れは必要。
買った時の思いを忘れずにお手入れを続ければ愛着も増し、長く付き合うことのできるものになるでしょう。

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