ヘアサロンの集客において、重要なのが居心地の良い雰囲気作り。安心かつおしゃれな空間が、顧客満足度アップの鍵を握ります。
若者層の女性を対象としたリクルートライフスタイルのアンケート調査によると、ヘアサロンの利用頻度が年内3〜5回の消費者の61.3%、年6回以上の消費者の58.0%が、サロン選びの条件として「お店の雰囲気が良いこと」を選択。
なんと価格の安さや自宅からの距離を抑え、トップの結果に。さらに、お店に通わなくなる理由としてトップとなったのが「店内の居心地が良くない」。女性がいかに店内の空間を重視しているかがわかりますね。
そこで今回は、ヘアサロンの効果的な空間演出をご紹介していきます。
出典元：（株）リクルートライフスタイル ホットペッパービューティーアカデミー調べ
（http://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2016/01/WakamonoQ_201501.pdf）
内装コンセプト
内装のコンセプトは、店舗のイメージやターゲット、地域に合わせた設計が重要です。
たとえば、華やかな雰囲気にしたいときはヨーロッパ調。白を基調とした店内に、アンティーク風のインテリアを飾ってみてはいかがでしょうか。
あるいは、ファミリー層をターゲットとした郊外のヘアサロンであればナチュラルな内装がおすすめ。観葉植物を取り入れた店内緑化で、小さなお子様連れでも安心の空間に。
また、植物の効果はインテリアとして雰囲気をつくってくれることだけではありません。アルファ波によるリラックス効果でお客様に快適にお過ごし頂けるだけでなく、目の疲れを癒し集中力を高める効果があると言われているため、スタッフのパフォーマンス向上にも期待ができます。
照明
ヘアサロンにおける照明は、シチュエーションに応じて使い分けるのが基本。照明の色味には、それぞれ違った効果があるからです。
例えば温かみのある電球色は心を落ち着かせる効果があるため、待合スペースやシャンプー台に使用しましょう。集中力を高める効果のある昼白色は、カットスペースに。細かい作業には昼光色が向いていますが、昼白色はより自然光に近いため、カラーの色味を確認しやすく違和感のない仕上がりとすることができます。
レイアウトと導線
お客様に居心地のよい時間を提供するには、店内のレイアウトと導線を意識する必要があります。シャンプー台とカットスペースを近づける、極力段差をなくす、通路を広くとるなど、施術中に不便さを感じさせない導線をひきましょう。
また、施術の状態が外から見えないようにするなど、プライバシーへの配慮も重要です。ヘアサロンではお客様が自由に行動することは少なく、スタッフが誘導するのが基本。だからこそ、とことんお客様目線で快適に過ごしていただける空間としていきましょう。
まとめ
ヘアサロンの集客では、新規の獲得に多額の広告費を投じることが多く、やはりリピーターの存在が不可欠。顧客満足度を最大化し何度も通っていただくために、空間演出をもう一度見直してみませんか？
