緑化ブロックについて知ろう!駐車場スペースを緑化して優しい雰囲気に!

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玄関まわりは庭があったとしても駐車スペースのアスファルトで何だか殺風景になってしまいます。
そんな時におすすめなのが「緑化ブロック」です。
今回は緑化ブロックを使うメリットやメンテナンス方法なども一緒にご紹介します。

緑化ブロック(植生用ブロック)とは?

皆さんは緑化ブロック(植生用ブロック)というものを知っていますか?
商業施設などで駐車場がブロックと芝生、両方に覆われているようなところを目にすることがあるかもしれませんが、それが緑化ブロックと呼ばれるものです。
緑化ブロックは駐車場の舗装で使われているブロックのことで、ブロックと一緒に芝を植えることでただの駐車場ではなく、緑ある駐車場にすることができるんです!
何となく家の駐車場がコンクリートで味気ない…と悩んでいる方にオススメですよ。
ちなみに現在緑化ブロックを取り入れている家の駐車場以外にも、商業施設や公共施設、学校、工場などの駐車場などに取り入れられています。

緑化ブロックのメリット

緑化ブロックを取り入れることによって、様々なメリットが生まれます。

緑被率を高めることができる

緑被率というのは、草地や緑地、公園、水辺など、緑や自然環境にある土地の面積割合を表している数字になります。
工場立地法や自治体の風致地区条例など、緑被率の基準を設けているため、緑被率がある程度ないと工場や施設などが建てない場合があります。
しかし、緑化ブロックは緑被率に含まれるため、緑化ブロックを使用することでそういった基準をクリアすることができるのです。

緑化ブロックで植物を保護

緑被率を上げるのなら緑化ブロックではなく芝生を敷くだけでも良いのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、芝生だけでは車の重さが直に伝わってしまい、踏圧によって植物が傷んでしまう可能性があります。
植物が傷むとどうしても手入れがとても大変になり、コストもその分掛かってしまうのです。
緑化ブロックはブロックの間に植物が生えている状態です。
そのため車の重さは植物ではなくブロックに掛かるようになり、植物が傷まずに済むのです。

緑化ブロックは、ヒートアイランド対策にも有効

都市部に多いヒートアイランド現象は、コンクリートの建物やアスファルトの地面は太陽光の熱を吸収し、それを放出せずに溜め込んでしまうという性質があります。
その熱は夜でも溜め込まれており、徐々に空気を温めてしまいます。
そのため熱帯夜が続いたり、日中も建物や地面は熱いままなので、気温もどんどん上昇し、熱中症で倒れてしまう方も増えてしまうのです。

そんなヒートアイランド対策として有効なのが緑化ブロックです。
緑化されることで今まで熱を溜め込んでしまっていた地面も熱を溜めないようになり、さらにアスファルトだと太陽の照り返しもありましたが、緑化ならそれも防ぐことができます。
雨が降ると植物が光合成を行い、二酸化炭素を吸収してくれますし、ヒートアイランド現象で暑くなった時は緑化ブロックが溜めていた水を蒸発させ、地面や空気の温度を下げてくれることも可能です。
緑化ブロックではブロックと緑が半々程度になっていますが、それでも植物が生えていないところに比べると気温に違いがみられるかもしれませんね。

緑化ブロックはゲリラ豪雨や集中豪雨時の対策になる

突然大雨が降ってくるゲリラ豪雨は、近年都市部でも多くみられるようになりました。
ゲリラ豪雨や集中豪雨で大雨となった場合、排水できる量を超えてしまうと道路に溢れ出してきてしまいます。
しかし、植物が地面に敷かれていると、雨水を少しの間留めておいてくれるので、都市洪水のリスクを低減させることが可能です。
水はけが悪い地域にとって緑化ブロックは、かなり効果的なものと言えるでしょう。

緑化ブロックで緑で癒しの空間を演出

駐車場など、アスファルトが続くところでは殺風景で寂しい印象を受けてしまいます。
特に家の駐車場は、家自体がとてもキレイなのに駐車場があることで寂しい印象を与えてしまっている場合があります。
そこで緑化ブロックを取り入れることにより、緑が加わることで爽やかで癒される、安らげるというような印象を持たせることができます。

緑化ブロックにもデメリットが…その対策方法もご紹介

緑化ブロックにもデメリットがあります。

それはコンクリートなどと比べると、どうしても費用が高くなってしまうということです。
特に駐車場一面に取り入れるとなると、相当な金額を用意する必要があります。

ですが、緑化ブロックを取り入れることで様々なメリットがあるので捨てがたい。
費用を抑えつつ緑化ブロックを取り入れたいという場合は、全面的に敷くのではなく、一部分のみに緑化ブロックを敷いてみてはいかがでしょうか?

一部分を緑化ブロックとすることで、緑化ブロックならではのメリットを活かしつつ、全面に敷くよりも費用を抑えることができます。
もし金銭的に緑化ブロックを諦めるという方は、一部分の緑化ブロックの取り入れで解決するか考えてみましょう。

また、違うデメリットもあります。
それは芝生の定期的な手入れです。

緑化ブロックは芝生の間にブロックが入っているため、芝刈り機などで手入れをすることが難しく、ハサミなどを使って芝生の高さを調整する必要があります。
また、雨があまり降らないという時期には、水やりを行わないと枯れてしまう可能性が高いです。

しかし上記の費用面の対策と同じように一部分にすることで、手入れの範囲も狭まり、そこまで大変な作業にはならないでしょう。

緑化ブロックのお手入れ・管理方法

緑化ブロックを実際に取り入れた際に、メンテナンスの方法を覚えておくことで長続きする緑化ブロックにすることができます。
堆肥や芝刈りといったメンテナンスは定期的に行なうことで芝がよく育ってくれます。

芝がよく育つことで病気になりにくくなったり、他の雑草が入り込むというようなこともないため、メンテナンスはしっかり行なうようにしましょう。
芝は種類ごとにメンテナンス方法も変わっているため、緑化ブロックの工事業者にメンテナンスはどうすれば良いのかをしっかり聞いておくことが大切です。

また、緑化ブロックを取り入れた際の注意点としては、自転車や車いす、ヒールが高い靴で歩いた場合、芝生にタイヤや足を取られてしまう場合があります。

芝生とブロックの両面を持つ緑化ブロックではそのようなケースが考えられ、事故につながってしまう場合もあります。
そのため、なるべく緑化ブロックのところを通る時は気を付けて歩行・走行をするようにしましょう。

緑化ブロックの上で車を洗浄すると、洗浄液によって緑化ブロックの芝が枯れてしまう可能性があります。
なるべく流れないようなところで洗車を行なう、もしくは自宅ではなく洗車ができるコイン洗車場などを利用することをおすすめします。

緑化ブロックを取り入れているお家

では、実際に緑化ブロックを取り入れているお家がどのように取り入れているのかを探ってみましょう。

テラス下の幾何学模様緑化ブロック

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http://www.yutaka-zoen.co.jp/

こちらのお家ではテラス下に駐車場があるのですが、どうしても緑が少なく殺風景な印象になってしまっていました。
しかし、緑化ブロックを取り入れたことによって明るい印象へと変わっていったのです。
また、ブロックの配置を考えることによって植物が育つ方向もコントロールし、幾何学模様で作られた緑化ブロックとなりました。
これなら照り返しも少なく、周囲の気温上昇を多少なりとも抑えることができるでしょう。

自然と調和された駐車スペース

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http://www.e-exterior.net/

せっかく庭の手入れをキレイにしているにも関わらず、駐車スペースがただコンクリートが打ちっぱなしの状態だと、そこだけで雰囲気が台無しになってしまいますよね。
しかし、駐車スペースを緑化ブロックにすることで庭の自然と調和された駐車スペースに大変身します!
また駐車スペースを緑にすることで家の外観とも調和されるようになり、とても雰囲気があって味わい深い外観になりました。

玄関前の空間も緑化ブロックで明るく

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http://natex.jp/

今まで駐車スペースの緑化ブロックを紹介しましたが、玄関前にも取り入れることで明るい印象のお家にすることができます。
画像のお家は白いブロックと芝の緑のコントラストが美しく、ナチュラルなイメージも加わります。
さらに緑化ブロックだけではなく、大きいブロックの隙間に芝を入れることでアクセントにもなっています。

緑化ブロックと花の組み合わせ

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http://blogimg.goo.ne.jp/

緑化ブロックの緑だけでは物足りないという方は花も植えてみてはいかがでしょうか?
駐車スペースの緑化ブロックなら車が絶対に踏まない場所に植えなくてはなりませんが、それ以外で踏まれる心配のないところに緑化ブロックがある場合は芝と一緒に花も植えてみましょう。
この画像のお家では駐車スペースとして使っている緑化ブロックですが、車が当たらない端の方で花を育てています。
芝と同じように這って育つ芝桜は日当たりが良い場所であれば、肥料をあまり与えなくても元気に育ってくれるでしょう。
育て方も比較的容易なため、緑化ブロックを取り入れた際にぜひ植えてみてください。

芝に覆われた緑化ブロック

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http://www.yutaka-zoen.co.jp/

この画像のお家の場合、車のタイヤが乗るスペースのみ緑化ブロックにして他の部分を芝生で覆っています。
緑化ブロックの周囲はコンクリートで覆われていることが多かったのですが、ここでは緑化ブロックのブロック部分がアクセントになっています。

一見駐車スペースにも見えないため、生活感ありだった駐車スペースもこれなら生活感を少なく抑えることができますよ。
もちろん、家の周囲が芝で覆われていれば、家の周囲の気温も上がりづらくなり、車だけでなく家の中にも良い影響がもたらされるでしょう。

最近では家の駐車場に取り入れている方もいらっしゃいます。
デザインはもちろんですが、機能性も十分な緑化ブロック。
ぜひあなたのお家に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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