観葉植物は生き物。大事に育てていても、当然枯れてしまうことも。
そんなとき、買い換えるという選択肢ももちろんありますが、愛着も湧いている大切な植物は、なんとか復活させたい!という方も多いことでしょう。今回は、そんな植物が枯れてしまったときの対処法について紹介していきます。
葉が枯れてしまった場合
まず、植物全体ではなく葉の一部が枯れてしまったとき。その場合、残念ながら枯れた葉が蘇ることはありません。カサカサに乾いてしまっている葉や変色してしまっている葉は、付け根から切り落とすようにしましょう。
変色した葉はそのまま落ちるのを待つという手もありますが、菌の発生によって起こっている場合、他の葉に影響を及ぼす場合も。見栄えも悪いので、切り落としてしまった方が無難です。
植物本体が元気であれば、葉は新芽から生えてきます。とはいえ、葉が枯れてしまうということは育てている環境が植物に適していない可能性が高いと言えます。
特に多いのは、気温や水不足、日光不足。あるいは直射日光が強すぎるケースもあります。これらは植物の特性によっても必要な量が変わってくるので、種類ごとに調べて適切な環境を整えてあげるようにしましょう。
根腐れを起こしている場合
次に、根腐れを起こしてしまった場合。まず、根腐れとはその名の通り、根が腐った状態のこと。土の乾燥が遅くなる、葉が変色する、茎や幹がブヨブヨするなどの症状として現れます。
全体が根腐れしてしまうと幹から腐ってしまい、取り返しがつかなくなりますが、初期の一部が根腐れしている段階であれば、その一部分を切り落とし、植え替えてあげれば大丈夫。
腐った根は黒くなっているので、見分けも簡単です。植物に元気がない、と感じたら、根腐れを疑い対処してあげるようにしましょう。
根本から倒れていたり、全体的に枯れてしまっている場合
植物が根本から倒れていたり、植物が全体的に萎びている場合は、対処方法が変わってきます。
まず、この場合は復活できないケースも少なくありません。特に、株全体が乾燥してしまっている場合や、全体的に黒ずんでぐったりとなっている場合。一部でも健康な部分が残っていれば復活が望めますが、これらの場合は難しいと言わざるを得ません。
それでも、一部分が残っていれば復活の可能性はあります。方法としては、挿し木や葉挿し。挿し木は枯れていない茎や幹を切り取り、土や水をつかって新しい根が生えてくるまでじっと待ちます。葉挿しは多肉植物など一部の種類で可能な方法で、土を平らにして敷いた上に健康な葉を乗せ、同じように根が生えてくるのを待つだけです。
まとめ
いかがだったでしょうか。植物が枯れてしまった場合、それが全体であれば復活は難しいですが、一部でも残っていれば復活の可能性はあります。
諦めて買い換えるその前に、まずは状態を確認し、適切な対処を行いましょう。