従業員のモチベーションが低く、生産性が上がらない・・・そんなお悩みを抱える経営者や管理職の方へ。
どうにか打破したいと、インセンティブを出してみたり、飲み会を設けたり、さまざまな試みをされていることかと思います。
ところで、そんな仕事のモチベーション、実はオフィス環境とも密接な関係があること、知っていましたか?
モチベーションとオフィス環境の関連性
オフィスでは1日に何時間も過ごし、ときには食事や休憩もおこないます。
当然、デスクやオフィス全体が過ごしやすいほどモチベーションは上がり、生産性の向上にも繋がるというもの。
事実、ある企業がおこなったアンケートでそれを実証している結果があります。
500人を対象に「オフィス環境によってモチベーションが上がったことがあるかどうか」という質問を投げかけたところ、実に7割近くが「関係がある」と答えたのです。
やりがいや給料、残業時間などモチベーションの源はさまざまで、それぞれをケアしていく必要がありますが、つい見落としがちだけれど本当は重要なのが「オフィス環境」。この機会に、少し目を向けてみませんか?
モチベーションを高めるオフィス環境とは?
では、モチベーションを高めるオフィス環境とはどのようなものなのでしょうか。
快適な業務スペース
業務スペースを快適な空間にすることで、従業員のストレス軽減や集中力アップにつながります。
例えば、
- 明るく開放感のあるスペース
- 快適なデスク設備や適切な空調システム
- オフィスの中に緑を取り入れる
採光性や開放感に優れたオフィスづくり、座りやすい椅子や収納性に優れたデスク、適切な温度・湿度も快適さを高めるポイント。
また近年、「社内緑化」を進めるオフィスも増えています。植物の効果は、インテリアとして雰囲気をおしゃれにしてくれるだけではありません。ストレスの減少やアルファ波によるリラックス効果、目の疲れを癒し集中力を高める効果があると言われています。
コミュニケーションを活性化させる仕掛け
飲みニケーションやチャットツールを導入する企業は多いですが、実はオフィス環境の整備でも、コミュニケーションの活性化につながります。
例えば、
- フリーアドレス制の導入
- リフレッシュスペースの設置
- 連携することの多い部署を隣同士にする
コミュニケーションの活性化のために、決まった席を作らないフリーアドレス制や、リフレッシュスペースの設置・充実は近年、導入する企業が増えています。また、連携することの多い部署を隣同士にすることで物理的に顔を合わす機会を増やし、コミュニケーションが生まれた例もあります。これらは、「人の流れを滞留させること」が重要で、変わった例だと “コピー機の順番待ちの時間”で交流の機会が生まれたという企業もあります。
まとめ
少しの工夫で、業務効率の向上やコミュニケーション活性化に繋げられるオフィス環境。
社内のモチベーション向上にはさまざまな努力をされていることかと思いますが、これできていないかも・・・と感じる点があれば、ぜひ改善してみてください。